歴史
世界にまず伝えたいメッセージは、ギリシャワインは何も新しいものではないということです。既に数千年に渡って続いており、ワイン文化の最初の証しは、国の歴史の非常に早い段階で記録されています。アハイアとイリア地域は、ギリシャ本土の南部、ペロポネソス半島の北西部に位置しています。そこはかつて、ワインが人々の日常生活の中で最も重要であった、ミケーネ文明の中心地でした。どちらの地域にも、ワイン造りの長い歴史と伝統を伝える、多くの考古学的証拠が残っています。 古代エリキ(アハイア地域)では最近、紀元前750年のブドウの種子が発見されました。さらにオリンピックの発祥の地である古代オリンピアは、イリア地域に位置しています。この地のワイン造りの始まりは古代までさかのぼり、ギリシャのみならず世界で最も古いワイン文化が継承されている場所のひとつといわれます。そして、ブドウは数々の神話にも登場し、古代ギリシャにおいていかに重要であったかを伝えています。
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